

HMW総診 プロジェクトメンバーの声
「+αの医師」になれる場所。
HMW総診で、医療の未来を描こう。
指導医
佐方 信夫


これまでのキャリアを教えてください
神戸大学医学部卒業後、手稲渓仁会病院で臨床研修を修了。2006年に厚生労働省に医系技官として入省し、診療報酬改定などに携わり、医療行政を経験する機会を得ました。
その後、厚生労働省を退職して松波総合病院の総合内科で診療に従事。在職中にハーバード公衆衛生大学院でMPH(公衆衛生学修士)を取得し、さらに東京医科歯科大学大学院ではDPCデータを活用した研究で医学博士号を取得しました。
大学院在学中に都内の在宅医療クリニックで勤務し、医療の枠を超えた多職種連携の重要性を実感。医療経済研究機構主席研究員および筑波大学医学医療系准教授として、医療介護レセプトビッグデータを用いたヘルスサービスリサーチを行い、在宅医療など医療介護分野の研究に従事しました。
2019年より平成医療福祉グループに参画。世田谷記念病院在宅医療部の立ち上げ、平成医療福祉グループ総合研究所の設立・所長就任を通じて、臨床・研究・教育を結びつけた業務に従事しています。
平成医療福祉グループはどんなグループですか?
平成医療福祉グループは「医療で完結しない支援」を本質とし、医療・介護・福祉を通じて人の"生活全体"を支えるグループだと思います。地域の医療関係者や介護事業所・社会福祉協議会・医師会とのネットワークを活かし、患者さんの生活や人生に寄り添う取り組みを数多く実践しています。
ケアの現場では、患者さんの尊厳を守ることを最優先に「身体抑制は廃止します」「自分の意思でトイレに行き排泄することを目指します」「口から食べられる可能性を最後まで考えます」という方針を徹底。食事も素材や調理法にこだわり、多様食・追加食など口からの栄養摂取を重視する文化が根付いています。
さらに、園芸療法、芸術療法、ドッグセラピーなど非薬物的プログラムを積極的に導入。犬を自前で飼育しトレーナーまで雇うほど本気で取り組むなど、従来の医療の枠を超えた活動を展開しています。
「利益優先ではなく理念優先」の文化が徹底され、代表層が職員の新規アイデアやプロジェクトを積極的に後押し。離島医療や研修など、職員が新領域を切り拓く事例もあり、臨床+αのキャリアを志す人にとって稀有な環境です。
研修を検討されている方へメッセージ
総合診療の基礎を磨きながら、行政・研究・地域づくり・経営など医療の外側にも踏み出したい――そんな「+α」を求める人にこそHMW総診は合うと思います。三次救急から在宅、離島応援まで多彩な現場を行き来し、自分が本当に燃えるテーマと得意技を見つけ、キャリアの地図を自分で描ける。失敗も挑戦も歓迎するこの環境で、次の医療を一緒につくりましょう。
